仲の良い友達同士だとお互いの家へ伺う機会は多いでしょうが、相手宅に訪問を訪れる際も、やはりそれなりに大人としての配慮は必要です。

家庭を持っている場合は特に家族の居住スペースもある分、気をつける方がお互いに気持のいいお付き合いができます。

1人暮らしの場合は多少遠慮がなくなるでしょうが、それでもある一定のラインよりも踏み込まない方が、いい関係が続きます。共同生活をしている人達にも自分の部屋があるのと同じです。

畳の縁を踏まないような上品なものでなくとも一般的な訪問のマナーについて知っておくと、いざという時、失敗をしなくてすみます。

配慮するべき事柄ではまず、訪問は前もって約束をするか、事前に伺っていいのかを確認しましょう。相手の都合もあるので、急に訪れても相手が困ることがあります。

訪問する時間帯は、食事時や忙しい時間帯は避けるべきです。そして、できれば約束の時間からあまり早すぎる到着は相手の方も準備が出来ていないので、あまり早く訪れないようにしましょう。ベストは数分~10分程度遅れるぐらい。

とはいえ、今度は逆に遅すぎても心配を掛けてしまうことになるので、かなり遅れそうならば電話連絡を入れておくと、相手が心配せずにすみます。

最近は、犬も家の中で飼うのが当たり前になってきている程に、ペットを飼う人が多くいます。しかし、逆に動物が苦手だったりアレルギーを持っている人もいます。もし、訪問先にペットがいて自分が苦手な場合は、前もって言っておく方がかえって相手に迷惑になりません。

足元ですが、夏だとサンダル履きで訪れ、裸足のまま家に上がる人がいます。気にしない人もいますが、できれば靴下を持参して家に上がる前に履く、前もってストッキングを履いておくなどの配慮があった方がいいでしょう。

雨の日も靴下の替えを用意しておくと、濡れた足で上がり込まずにすみます。その人の足が汚いということではなく、やはり心遣いの問題です。また、靴下の穴やストッキングの伝線も気にした方がいいでしょう。

それこそ雨の場合、レインコートやレインシューズの人もいるかもしれません。着て行くのは構わないのですが、できれば玄関の中に入る前に水を拭き取ったり水気を落とす方が、相手に迷惑が掛かりません。

手土産を持って行く場合、お菓子などの食べて消えるものが、相手に負担を掛けずにすみます。例えば、ショートケーキなら家族の数プラス2~3個多めに買うなど、先方に家族がいる場合、その人数を考えて買うと無難です。

逆に訪問先で飲み物やお菓子などが出される場合、できればありがたく頂く方が相手も喜びます。ただし苦手な食べ物だったりした場合は、「食事をしてきたばかりで・・・。」などと、相手を不快にしないように理由づけをして遠慮するのもありです。また、一度口にしたものはきちんと食べきるのがマナーです。食べきれない場合は、相手に一言告げて持ち帰るなどの配慮があると不快感を与えずにすみます。

帰宅時間ですが、あまり遅くまで滞在するのも相手の家に迷惑になるので、頃合いを見ておいとまするようにしたいものです。家主から帰って欲しいとは言いづらいもの。訪れた人から帰宅を切り出すのがマナーです。

そこまで畏まった相手じゃないから、と思うようなこともあるでしょう。しかし、マナーの基本を知っているのと知らないのとでは、違います。知っていなければ、下手をすると遠慮がなくなり、相手を怒らせてしまうかもしれません。

親しき仲にも礼儀ありです。そうでなければ、友情にヒビが入ってしまう可能性もあります。