見栄を張っても格好悪い!間違いは素直に頭を下げるのが本当の大人

格好いい大人というのはどういう人を言うのでしょうか。

単に見た目が美しかったり、背が高かったりということではないことに気付く人は多いはずです。

もちろん、外見にこだわる人もいるでしょう。しかし、外見の問題としてではなく、その人の内面を見て格好いいという人もいます。例えば、他人に親切だったり、潔かったり、相手の価値観も認めてくれたり。

よく自分を格好良く見せようと見栄を張る人がいます。「見栄を張る」とは、言葉としてはうわべや外観を繕う、自分をよく見せようとする、という意味があります。

そんな見栄を張る人=プライドが高いのですが、そう言う人の特徴としては、自分のことばかり話す傾向があります。特に過去の話をしたがる人が多いです。現在で話せることがないからです。

ブランド品を身に付けたがります。これは女性の方が多いかもしれません。

よくSNSで豪華なランチや買った高級バックをアップする人がいますが、これらもある種、見栄の塊のように思えます。そして評価が欲しいがために、無理をするようになります。そうやって無理をしても、本当に幸せなのでしょうか。

見栄を張るのは、いわゆる「自信のない人」だとよく言われます。自分に自信がないからついちょっとした嘘をついたり大げさにして、見栄を張ってしまう。しかし、その嘘もあまり大きなものではないから、大抵の場合ばれてしまいます。

それでも中には、嘘をつくのが習慣のようになり、嘘をつくのに慣れてしまうと、虚言癖となってしまいます。こうなると嘘が自分にとって本当になってしまうので、やっかいかもしれません。虚言癖まで行ってしまうと、また話は変わってきてしまいますが・・・。

しかし、結局嘘はばれるのですから、何も格好いいことはありません。どころか、格好悪いものだと思われてしまいます。

そんなことより、さっさと正直になって見栄を張るのを止めた方がいいのですが、そう簡単ではないのでしょう。

正直というのは、ある意味自分の弱さを認めて受け入れることになり、かなりプライドが傷つくことになります。しかし、その高いプライドとは、本当は何なのでしょうか。

難しいかもしれませんが見栄を張らない、本当の意味で大人な人になる方がよほど格好よくてスマートだし、楽だし、自分も幸せになれるのではないでしょうか。

見栄を張らずに正直になれば、知らないことははっきりと「知らない」と言えるようになります。そして勝負があった場合に負けた時も、素直に負けを認めることができます。

それらは一見格好悪いように見えるかもしれませんが、真摯な態度が周りの評価を得ることが出来ると同時に、信頼性も上がるはずです。また、人の話を謙虚に聞くこともできるようになります。聞き上手な方だと相槌も上手です。

きっと自分も言いたいことはあるかもしれませんが、トレーニングだと思ってやってみるとできるようになっていきます。

謙虚という面で考えると他人に対しての思いやりを持つように行動してみます。もちろん、見栄を張る人に思いやりがないわけではないのですが、どちらかと言えば自分の思いが先に来てしまい、意図するわけではないけれど相手に対しての配慮に気付かない場合が多いです。

相手の立場でものを考えるようにしてみましょう。これもトレーニングが必要かもしれませんが、逆の立場で想像してみればわかりやすいと思います。

なかなかに難しいことですが、そうやってトレーニングをすることにより、マナーのあり格好いい大人へとなっていくことができます。

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