間違えたら一大事?結婚式に招待されたら知っておくべきマナー

若い頃、マナーに悩むものの一つに結婚式に呼ばれた時があります。

セレブのような上品な立ち居振る舞いはできなくとも、相手に失礼のないよう行動したいものです。が、その前に、招待状の返事の書き方や衣装・御祝儀など、当日前に用意するものも何かと気をつけたいものですし、ここで悩む人も多いようです。

まずは招待状の返事ですが、結婚式の多様化に伴い、招待状も様々なタイプがあります。しかし、返信ハガキは変わらない。そんなパターンが多いようです。

一番大切なのが、返信ハガキを期日までに返送すること。新郎新婦はこのハガキを見て、出席者の人数把握をします。準備をスムーズにする為にも、なるべく早く返送しましょう。

ただ、仕事を含めてまだスケジュールがわからない人もいるかもしれません。予定がなかなか決まらなかったら、電話で一報しておくと新郎新婦側も安心です。その上で期日までに返送するようにしましょう。

年齢的に重なることが多くよく心配されるのが、女性が妊娠している場合。基本的には参加は可能ですが、体調と相談する必要があります。急なキャンセルや当日にトラブルが起きないよう、できれば主治医と相談の上で決めるといいでしょう。

そして、なるべく新郎新婦側にも妊娠していることを伝えて、参加しても大丈夫かどうかの確認をした方が安心です。稀に主役の自分のことで頭がいっぱいになり、ゲストのことまで考慮出来ない方がいます。後で関係がこじれないようにしておきたいものです。席も目立たない場所にしてもらうといいでしょう。

返信の書き方でまず忘れていけないのは、「御住所」「御芳名」などの「御」「御芳」の字を二重線で消すことです。「御出席」「御欠席」もただ○をうつだけでなく、やはり「御」の字と○を打たない方(出席するなら欠席の方を、欠席ならば出席の方を)は消します。

「寿」の字を一文字ずつ上に書いて消すという方法もあります。他には、出席欠席どちらにしても一言お祝いの言葉を添えるようにしましょう。

宛先にある「○○行」の「行」の字も二重線で消し、「様」の字を書きこんで訂正します。

返事の他に、やはりよく問題になるのが御祝儀です。

金額ですが、友人・会社の同僚の場合は30,000円、兄弟姉妹は50,000円、親戚・親族は50,000~100,000円が大よその相場と言われています。これは1人当たりになり、夫婦で出る場合は変わってきます。

その上で、特に気をつけなければいけないのが金額で、「偶数」を避けるようにすること。(夫婦が別れることを意味する。)縁起の悪い「4・9」は避けます。ただ、お祝いの気持ちが大切ですので、事情によっては「20,000円」でもダメということではありません。

なるべく新札にして、入れる方向にも注意してください。新札が用意できない場合にも、なるべくシワのないお札にする、アイロンを掛けるなどの配慮をする方がいいです。

入れる方向ですが、当然表向き、人物が印刷されている右側を上にするのが基本です。できれば、祝儀袋はふくさに入れて持って行きましょう。

なお、水引にも意味があります。御祝儀袋の種類、色、名前の書き方にも注意が必要です。

欠席の場合には、出席の半分~1/3程度の現金、または品物にします。

当日の服装ですが、年長者も参加します。あまり露出の大きなものは避け、できれば清楚なイメージの方が好感が持てます。

基本的なマナーは当然ですが、よく言われことは、毛皮系のものの使用はしない、黒色ストッキング・ミュールを履かない、柄物や白ドレスは避ける、などがあります。服は特に目につくので一番配慮が必要だと言えます。

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